子どもたちが大好きな食育活動の中で、カップケーキをつくりました。材料や用具の名前、用具の扱い方などについて知る機会にもなりました。また、3種類のトッピング(リンゴ、ココア、マーブルチョコ)の中から好きなものを選び、自由に混ぜてトッピングをしていきました。「3種類、全部入れたい」「リンゴだけをたくさん入れたい」など、一人一人が思い思いのカップケーキを工夫してつくり、楽しそうにおやつの時間を過ごしていました。
トッピングを選ぶときは、数量を数えたり友達のことを思いやる気持ちを持ったりしながら、自分で考えて決める力を育んでいきます。
栄養士や保育者は、子どもたちの自主性を育むために、つくり方を教え込むのではなく「自分たちでどうすれば良いか」を考えて気づけるように、励ましながら援助をして子どもたちを支えていました。
友達と一緒に焼きあがったカップケーキを見て、「すごい!膨らんだね」「チョコを焼いたら割れちゃったよ」「中はやわらかいね」など、物の変化に気づきながら、カップケーキを嬉しそうにいただいていました。そして、「自分で考えてつくった」という自信や満足感が表情に表れていました。
「先生見て!」と、出来上がったカップケーキを、嬉しそうに見せてくれた子どもたちです。「リンゴがゼリーみたいな味になったよ」「リンゴがグミみたいになった」と、熱が加わったことで「味の変化」や「固さの変化」に気づく学びもたくさんあったようです。
友達と話をしながら、自分で考えてつくったものだからこそ、より一層おいしく感じられるのだと思いました。