子どもたちが自分たちで好きな遊びを選び、楽しんで過ごす、自由遊びの時間です。
このグループは、4.5歳児クラスの子どもたちです。この日は、真っ白な模造紙にお絵描きをして遊んでいました。
まずは「何を描こうか?」と話し合い、「線路を描きたい♪」「道路と池、橋も描こうよ」「お家も描こう♪」と、友だちと思いを伝え合い、イメージを膨らませながら、思い思いにお絵描きを楽しんでいた子どもたちです。
「先生!見て♪これはね、駅まで行く道だよ」「バスも通れてぐるぐる回れるんだよ」「これは線路」「家と森もあるよ」と、楽しそうに描きながら教えてくれました。
すると、一人ひとりがイメージしたことを、友だちと言葉や態度でわかるように伝え合いながら、一つのものを協力して創り上げようとする姿が見られました。
話し合う中でイメージが明確になると、見通しが持てるようになり、役割分担や配置にも気付くようになっていました。
そして、それぞれのイメージをより具体的に友だちと共通理解ができるように、「線路をつなげて置いてみよう」と、実際に線路をつなげて置いてみたり電車や車を走らせたりして、様々なことを考えたり工夫したりしながら遊んでいた子どもたちです。
※この遊びは、小学校1・2年生で学習する生活科の「地域探検」にもつながる実践です。